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脳神経外科
脳神経外科では、脳血管障害(脳梗塞や脳出血、くも膜下出血など)、頭部外傷、脳腫瘍、脊椎・脊髄の疾患、中枢神経系の感染(髄膜炎、脳膿傷など)、水頭症、機能的疾患(頭痛、片側顔面攣縮、三叉神経痛、片側顔面麻痺など)などさまざまな疾患が診療の対象となります(純粋な精神科的疾患は含まれません)。
当院では、金曜日/日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医による診療があります。
具体的な症状で言いますと、
- 最近、なんとなく箸を持ったり字を書いたりするのが下手になってきて…
- このあいだ片方の手足が急に重くなったけど、改善したので様子をみてたんだけど…
- ろれつが回らなかったり飲み込みが下手になってむせてばかりいる…
- 頭が痛くて…
- 目の上の額や、顔が発作的に痛くなるんだけど…
- まぶたや顔の片側がぴくぴく動いてうっとうしいんだけど…
- いつのまにか顔の片側がだらんとして目や口が閉じられなくなってきた…
- 最近よく物忘れするので心配で…
- 1カ月前に頭を打ってから、最近何だかぼけてきちゃって。歩くのもおぼつかないし…
- 最近左側がよく見えてないみたいで、物や人にぶつかってばかりいる…
- 服の着方がわからなくなったみたい…
- 今まで普通に使っていた道具の使い方がわからなくなったみたいで…
- 今まで○△病院で診てもらってたけどちょっと遠くて、ここのほうが近いから…などなど
ご本人、あるいはご家族の方で上記のような症状がございましたら、ぜひ受診されることをお勧めいたします。
その他、脳や脊髄からきているのではないかとご心配な症状がありましたら、受診をお勧めいたします。
お話を伺い、神経学的な診察をさせていただき、必要があればMRI・頸動脈エコーなどの検査を予約し、その結果を元に治療させていただきます。
手術などが必要と判断されたときにはご紹介もさせていただきます。
なお、急性の脳梗塞・脳出血や、くも膜下出血などはできるだけ早く入院し治療を開始する必要性がありますので、突然手足が麻痺したり、突発的で激しい頭痛などにみまわれた方は、迷わず救急車を呼んで専門医療のできる病院に搬送してもらってください。
その後、状態が安定し退院されたあかつきには、ご希望があれば喜んで当院で診療させていただきます。
ボツリヌス療法
食中毒の原因菌のひとつであるボツリヌス菌という細菌から採れるボツリヌストキシン(毒素)は、筋肉を麻痺させる作用があります。
その作用を利用してボツリヌス毒素は片側顔面痙攣(れん縮)や眼瞼痙攣、痙性斜頸の治療に用いられています。
「手術を勧められたが怖くて、注射で治療してみたい」とお考えの方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談ください。